2001年度第4回日本自費出版文化賞の最終結果(2001年6月2日)
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最終選考結果(部門賞・大賞)
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入選作品(第2次選考の結果)
第4回日本自費出版文化賞の最終選考会が6月1日に東京・吉祥寺のホテル東急インで開かれ、自費出版大賞に『七戸の昔がたり』(高田明氏著)が決定、各部門賞も決定しました。
入賞作品の発表を行った色川大吉選考委員長は「全国各地にまたがり、いずれも商業出版に出しても商品価値をもつすばらしい作品。こうしたものが自費出版の形で次々と出てきて、最近の停滞しがちな商業出版の状況に風穴をあけるような効果をもってくれればうれしい」と総評をかたりました。また大賞の『七戸の昔がたり』については「一時代前の日本の原点ともいうべき村の暮らしが大変さわやかに、美しく描かれている。青森県だけでなく、日本のほとんどの地方がもっていた庶民の暮らしが見事に再現されている楽しい本で、今後も全国でこういう本が作られて、庶民の文化財が記録されることを希望する」と評価しました。
地域文化部門の伊藤委員も「戦前の七戸のこどもの生活、遊び、取り巻く生活環境を現代の子どもたちに伝え残そうと出版されたもの」と述べた。
文芸部門から選ばれた『橄欖の枝』は、太平洋戦争時の若者の青春を緻密に描いた大河小説。作者はすでに5年前に亡くなっているが「読ませる力とテーマは相当なもの。3日間かかって一気に読み通してしまった」(中山委員)と語った。『波臣の涙』は韓国語で書かれた作品をボランティア団体が翻訳した作品。研究・評論部門の『ボランティア未来論−私が気づけば社会が変わる』は鎌田委員が高く評価したことも報告された。
全体を通して、個々の作品が地道な活動の記録という側面がこの賞の本来の役割にふさわしい作品が多くなってきたことや韓国など海外の著者や在外日本人の著者なども多くなり、この賞の広がりがまた明らかになったようです。
■ 大賞・部門賞作品は次のとおり ()内は発行者 ■
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大賞
『七戸の昔がたり』 高田明 著(総合印刷柏文社印刷株式会社)
地域文化部門
『波臣の涙』 李相煕 著(波臣の涙出版会)
個人誌部門
『私のカラフト物語 恵原俊彦 著(東京図書出版会)
文芸A部門
『橄欖の枝』 林進武 著(朝日新聞出版サービス)
文芸B部門
『みどりの風』 松岡 英士 著((有)安楽城出版)
研究・評論部門
『ボランティア未来論−私が気づけば社会が変わる』 中田 豊一 著(参加型開発研究所)
グラフィック部門
『物語のはじまり―仲村英子七宝作品集―』 仲村英子 著(仲村 譲)
特別賞
『郷土誌 田園調布』 (社)田園調布会 著((社)田園調布会)
奨励賞
『図説庚申塔』 縣 敏夫 著(揺籃社)
【↑】
第4回日本自費出版文化賞の第2次選考会が4月21〜22日東京都八王子市の大学セミナーハウスで18名の選考委員出席で行われ、入選作品57点が選出されました。
■ 入賞作品は次のとおり ()内は発行者 ■
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地域文化
【大坂の街道と道標】武藤善一郎(サンライズ出版)
【七戸の昔がたり】高田明(総合印刷柏文社印刷株式会社)
【シネマな面々】植田雅一(著者)
【からくり人形の宝庫――愛知の祭りを訪ねて/からくり人形師――玉屋庄兵衛伝】千田靖子(中日出版社)
【ふるさと川崎の自然と歴史 上巻】高橋嘉彦(多摩川新聞社)
【写真で見る 中原街道】羽田 猛(神奈川新聞)
【土佐日記「室津の泊り」はどこか】佐藤省三(高知新聞企業出版課)
【波臣の涙】李 相煕(波臣の涙出版会)
【郷土誌 田園調布】(社)田園調布会(江波戸 昭)(著者)
【市川まちかど博物館】いちかわ・まち研究会(エピック)
個人誌
【東京大学・学生演劇七十五年史】鵜飼宏明(東京大学演劇同窓会)
【老いの視点】高橋一治(著者)
【私のカラフト物語】恵原俊彦(東京図書出版会)
【赤灯巡礼の旅】大森テルエ(著者)
【柏蔭物語 上巻 下巻】柏原及也(実業之日本事業出版部)
【ウルムチの灯りが見える】安川 操(けやき書房)
【儀太郎のシルクロード】小口悦子・田中玲子
【おやすみ、お母さん】大内 晴(大内 清)
【絵日記】冨田久子(ひだまり出版)
【中国服の青春 −ある商社マンの日中交流記ー】近藤 昌三(中日出版社)
文芸 一般
【失せ物いでず】清岳こう(青磁社)
【ぶらり・山と花のひとり旅】大久保昭次(株式会社近代文芸社)
【橄欖の枝】林進武(朝日新聞出版サービス)
【大地遥かなり】瀬川欣一
【レインボーロード スーパーバトル】平原 学(平原茂)
【軍国少年の日記】鬼頭陞明(洛西書院)
【遥かな土手】李美子(土曜美術社出版販売)
【訣れまで】山中以都子(不動工房)
【声を聴かせて】仁田尾さゆり(ソーゴー印刷株式会社)
【生き生きどんぼ】森本 勲(ウィンかもがわ)
【百歳の叡知】大橋美恵子(著者)
文芸 歌・句集
【冬の序奏】米山恵美子(著者)
【はつよの川柳つれづれ帖】蔵田はつよ(櫂歌書房)
【川柳集『向日葵』】高鶴礼子(編集工房円)
【なてしこ】小寺比出子(なてしこ刊行会)
【イワンの馬鹿の恋】恩田侑布子(ふらんす堂)
【霜の畦】阿部 ひろし(揺籃社)
【みどりの風】松岡 英士((有)安楽城出版)
研修・評論
【鬼たちの火祭】佐滝宏和(著者)
【赤彦を慕う日々 川井静子小伝】関幸子(信毎書籍出版センタ-)
【熱帯の植物を訪ねて フィリピンへの旅の記録】土屋たづ子(著者)
【孤立の憂愁を甘受す 高橋和巳論】脇坂 充(社会評論社)
【子どもの本と私】愛甲千惠子(著者)
【『幻のクーデター』】猪又明正(工作舎)
【アルタナティーフな選択 ドイツ社会の分かち合い原理による日本再生論】関口博之(越書房静作室)
【図説庚申塔】縣 敏夫(揺籃社)
【ボランティア未来論 ─私が気づけば社会が変わる─】中田 豊一(参加型開発研究所)
【オールドノリタケの美】井谷善恵(東洋出版(株))
グラフイック
【奥秩父の滝】深田光雄
【One's face】星川ひろ子(著者)
【近江富士遊々】八田正文(サンライズ出版)
【物語のはじまり――仲村英子七宝作品集――】仲村英子(仲村 譲)
【丹沢・残されたブナの森】齋藤 進(山と渓谷社)
【おかねさん】中根潮美
【むくげの花の少女】植野雅枝・作 植野末丸・絵(飛鳥出版室)
【忘れられないあの日 広島、長崎被爆者の詞画集】神奈川県原爆被災者の会(神奈川県原爆被災者の会)
【翔け 神戸】大仁節子(友月書房)
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