書名: |
高次脳機能障害・脳損傷について〜家族として、精神科医として〜 |
著(訳)者: |
納谷敦夫 |
発行社(者): |
堺脳損傷協会出版部 |
印刷所名: |
株式会社ひまわりプリント |
サイズ: |
A4 |
ページ数: |
157 |
発行年月: |
2018(平成30)年05月25日 |
分類: |
(06)研究・評論部門 |
定価(本体): |
定価(本体)1112円 |
<内容紹介>
一人息子は、大学院に入学した1999年の6月、交通事故に遭い重度の脳外傷を負った。
医師である我々夫婦の脳外傷との戦いの日々が始まった。
そんなとき、最も心の支えとなったのは、家族の会の存在であった。
事故から7年後、私は大阪府の保健と福祉の仕事から離れ、大阪の障害者の福祉事業団に雇われ、重症心身障害児者施設の建設などの仕事をした。
家族会の重要性が身に染みていた私は、全国的規模も大切であるが、地元の自治体に根差した家族会が必要であると考え、政令指定都市になるのを機に、堺市に拠点を置く家族会が必要であると思い、堺脳損傷協会を妻と立ち上げた。
2007年、私はなやクリニックで高次脳機能障害の診療を始めた。
ついて2008年には精神科デイケアという形態で、高次脳機能障害のグループリハビリを始めた。
現在、1500人以上の高次脳機能傷害者を診察してきた。
こうした鋭意の中で得られた親として、精神科医としての想いを綴った。