書名: |
連邦陸軍電信隊の南北戦争 -ITが救ったアメリカの危機- |
著(訳)者: |
松田裕之 |
発行社(者): |
鳥影社 |
印刷所名: |
モリモト印刷 |
サイズ: |
四六判 |
ページ数: |
270 |
発行年月: |
2018(平成30)年04月24日 |
分類: |
(06)研究・評論部門 |
定価(本体): |
定価(本体)1700円 |
<内容紹介>
アメリカを分裂の瀬戸際に立たせた南北戦争は、当時、最新鋭のITであったモールス電信の活用が勝敗を分けたという点で、近代情報戦の嚆矢に位置づけられる。合衆国政府を率いるリンカーンは、民間のモールス電信士で組織される連邦陸軍電信隊が戦地からもたらす軍事情報をフル活用して、前線の将軍を巧みに統制することで自身のリーダーシップを盤石なものとし、アメリカをふたたび統一国家へと導いていく。リンカーンを影で支えた連邦陸軍電信隊の5年間の軌跡を通して、ITの軍事利用の意味とそれを扱う民間技能者の悲哀を浮き彫りにした。