書名: |
鉄道マンが書いた世界絵はがき旅日記 |
著(訳)者: |
田辺多聞(編者田辺謙三) |
発行社(者): |
株式会社 風詠社 |
印刷所名: |
シナノ印刷株式会社 |
サイズ: |
四六判 |
ページ数: |
217 |
発行年月: |
2019年02月20日 |
分類: |
(02)個人誌部門 |
定価(本体): |
定価(本体)1200円 |
<内容紹介>
絵はがきの書き手は田辺多聞。
彼は38歳。東京帝国大学を卒業し、当時日本が旧満州と朝鮮半島を統治するうえで最重要インフラと位置付けていた朝鮮鉄道に勤めていた。勤務地は京城(現ソウル)。数年前に結婚し、二人の男の子を授かっていた。
鉄道に勤めて15年が経った頃、鉄道省から1年間の長期海外研修を命じられた。任地はベルリン。目的はドイツ及び欧米の鉄道調査と広く世界を見聞して来ることだった。
ここに紹介する192枚の絵葉書は、ベルリンに滞在中に、仕事の合間と休暇を利用して、当時のヨーロッパをくまなく訪れ、帰路アメリカ経由で帰国するまでの旅の記録であり、また、妻、美佐子と幼い子に1年にわたり書き続けた家族愛が溢れる旅物語でもある。
戦前、ヒットラー時代のドイツと欧米の風物を知識人の目からリアルに描がいていて、
教養的で、資料的にも価値のある内容になっている。