書名: |
ドイツアルプスのリュフトル画 |
著(訳)者: |
宮崎 周子,宮崎 健創 |
発行社(者): |
北斗書房 |
印刷所名: |
株式会社北斗プリント社 |
サイズ: |
A4 |
ページ数: |
130 |
発行年月: |
2023(令和5)年06月30日 |
分類: |
(01)地域文化部門 |
定価(本体): |
定価(本体)4000円 |
<内容紹介>
ドイツアルプス地域の町や村を訪れると,建物の破風や軒下の壁に描かれている色鮮やかな絵が目に飛び込んできます。窓や戸口周りの装飾模様をはじめ,聖母マリアやキリスト,カトリックの聖人,聖書の場面,伝統的な仕事や生活の風景など,様々な題材が描かれています。”Lüftlmalerei”(リュフトル画)とよばれている外壁画で,18世紀半ばに描かれ始め,この地域特有の芸術・文化として受け継がれてきています。
日本ではほとんど知られていないこの絵画文化に魅せられ,40年余の間,機会があるたびに現地調査や取材を繰り返してきました。本書はその集大成として,リュフトル画誕生の歴史と題材,主な絵師や技法を解説すると共に,アルペン街道を西から東へ辿りながら,絵のある建物や町の歴史に触れつつ,約300枚の写真を用いて火災や建替えを免れて残っている古い作品を中心に紹介しています。