書名: |
しあわせのまよいねこ |
著(訳)者: |
荒木かほる(文)、サンドラ ウィン トゥン(絵) |
発行社(者): |
(株)日本地域社会研究所 |
印刷所名: |
中央精版印刷(株) |
サイズ: |
B5変形 |
ページ数: |
33 |
発行年月: |
2023(令和5)年10月06日 |
分類: |
(07)グラフィック部門 |
定価(本体): |
定価(本体)1600円 |
<内容紹介>
舞台はミャンマーのヤンゴン。平和だった街が一変して大騒ぎがあちこちで起こり始めます。外に出て帰り道に迷った子猫が、ある一軒の家の中に熱心にお祈りをする女の人を見つけました。子猫が思い切って家の玄関に座ると、女の人は優しく子猫を迎え入れ仲良く過ごし始めました。
そこへある日別の黒猫が。毎日やってきては餌をもらい続け、黒猫は3匹の赤ちゃんを産みます。女の人は赤ちゃんのためにベッドを作り、黒猫も一生懸命に子育てに励みますが、ある時赤ちゃんを置いて出てゆきました。でもそれまでどおりに黒猫は女の人の家に通い続けます。
女の人と猫達は、言葉が無くても心のふれあいを通してお互いを理解し思いやる事が出来るようになってゆきました。女の人は不安を乗り越えて次第に笑顔と勇気を取り戻し、隣人に声をかけようと思いました。「争いをやめようと言ってみない?」人と人には言葉があります。争いを鼓舞するのではなく、平和への話し合いにこそ、その言葉を使って欲しいと強く思います。この絵本には、ミャンマーでの実話を基にしたストーリーに、対話と平和を願うメッセージを込めました。