| 書名: |
白黒写真でたどるソウル旅ーある引き揚げ家族の日韓100年史ー |
| 著(訳)者: |
伊東 雅之 |
| 発行社(者): |
溪水社 |
| 印刷所名: |
オンデマンド |
| サイズ: |
A5 |
| ページ数: |
202 |
| 発行年月: |
2025(令和7)年12月20日 |
| 分類: |
(02)個人誌部門 |
| 定価(本体): |
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<内容紹介>
著者の祖父は、日韓併合期の1919年、広島から現在の韓国・ソウルに渡り、そこで家族を持ち1945年の終戦で日本に戻った「引き揚げ者」である。
本書は、引き揚げの際に持ち帰った白黒写真206枚のうち、撮影場所が判明した58枚を基に、当時の朝鮮社会を「探訪」するスタイルで綴っている。
写真は1920〜30年代の街角や行楽地、山河などの風景のほか、平時から戦時へと向かう時代の変化も切り取っている。撮影場所の解説とともに、著者の父親や伯母ら当時を知る人たちの話を交え、この時代の日本人住民の暮らしにも焦点を当てている。
また著者は、白黒写真のアングルの「今」にも興味を持ち、それぞれの撮影場所を訪問。1世紀近く経った風景もカラー写真で紹介し、時の流れも記録している。