| 書名: |
たかが五平餅 されど御幣餅 |
| 著(訳)者: |
味岡伸太郎 |
| 発行社(者): |
春夏秋冬叢書 |
| 印刷所名: |
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| サイズ: |
B6 |
| ページ数: |
192 |
| 発行年月: |
2025(令和7)年11月01日 |
| 分類: |
(01)地域文化部門 |
| 定価(本体): |
定価(本体)2000円 |
<内容紹介>
御幣餅は粳米を半殺しにし、木串や竹串に握りつけ、表面を狐色になるまで炙り、味噌・醤油ベースのタレをつけ、再び焼く。それだけの料理である。
この簡素そのものの料理は、山での仕事と生活の安全や、豊作と豊猟を神に願う供物が始まりとされる。晴れの日だけに食べる「ご馳走」の時代が長く続き、その豊かさを日常的に口にできるようになるのは、昭和それも太平洋戦争が終わりしばらく過ぎた頃だった。
NHKの朝ドラの影響で、御幣餅が全国的に知られるようになった。登場したのは、愛知県の三河地方と同じ小判型だが、岐阜県恵那市の御幣餅。執筆過程で、その地域では、団子型が多いと知る。
更に、御幣餅は糸魚川静岡構造線の西側、塩尻以南を中心に食べられてきたこと、それ以東にルーツを同じくする食文化が東北まで広がり、東西食文化の指標となる伝統食であると知った。
本書は、発祥からの歩みと、各地の御幣餅の多様な姿、その諸相を記したものである。