書名: |
随想「乱調の美を模索しながら」メディスン・フロム鴨川-新生・亀田総合病院 |
著(訳)者: |
竹下敬臣 |
発行社(者): |
リイド社 |
印刷所名: |
凸版印刷 |
サイズ: |
B5 |
ページ数: |
129 |
発行年月: |
2006(平成18)年09月15日 |
分類: |
(04)研究・評論部門 |
定価(本体): |
定価(本体)1200円 |
<内容紹介>
第一部は、経営管理術の「総合商社」と自認して、経営破綻の瀬戸際にあった名門・亀田総合病院を再生させた独自の経営術を公開した。ここでは亀田総合病院の経営を批判的に省みる視点から執筆した。第二部は、ノブレス・オブリージュという視点から、政治・経済から宗教まで語り尽くす辛口の評論を試みた。第三部は、この独特の批判精神と洞察力が形成されたルーツを自分史的に顧みた。
この随想を受け取った人の1/4は、無視するか読まない。1/4は、飛び読みして昔を思い出す。1/4は、私の自己顕示に辟易して反感を持つ。残りの1/4が率直な語り口を評価して、同じ土俵にたって議論する姿勢を表明した。
言葉を換えると、次の点が特徴である。
[01]この随想は、私が自己顕示したい場面のスナップショットをとることが最大の目的である。
[02]あわせて「遺伝子」、すなわち皇室典範の政治版・経営版を問うている。ここで、いわゆる「世襲の者たち」の自覚と奮起を促している。そのために恥ずかしながら、あえて我がルーツを付記した。
[03]私は、いわゆる日本的経営とは肌合いがあわない。光はともかく影が気にくわない。過去の分析の正しさと今後にとるべき指針は、必ずしも連続していない。今後どうするかは、分析結果を超える新たな思考軸を導入する必要があると考えた。ここでは、大衆社会論とニーチェをガイドにして、日本社会の特殊性を批判してみた。