Book No.06719
書名: 天符経と檀君神話
著(訳)者: 許英雄
発行社(者): 米田英雄
印刷所名: 有限会社ニシダ印刷製本
サイズ: A5
ページ数: 526
発行年月: 2012(平成24)年05月31日
分類: (06)研究・評論部門
定価(本体): 定価(本体)4300円
<内容紹介>
現代の日本において、『天符経と檀君神話』ほど日常からかけ離れ、それを学ぶことの意義や有用性を実感できないものはないであろう。しかし、歴史を振り返ると、20世紀初頭に発見された『天符経』は、全人類を幸福へと導く「天地人合一」の真理を説く世界で最も古い聖典であり、その最高理念に達するために生起した出来事を記述したのが『三国遺事』の檀君神話であった。『天符経』と史話としての檀君神話は、表裏一体をなしながら、世界に広く伝播し、儒教・仏教・道教、キリスト教の教義に不朽の影響を与えた。しかし、両者の内容と関連性については、いまだ十分に研究されているとはいえない。本書は、世界で最もエレガントな『天符経』と『三一神誥』を解することで、檀君が古朝鮮の建国(紀元前2333年)に至る背景と目的を明らかにしていく、日本で初めての解釈本である。さらに本書は、『天符経』と「人乃天」を標榜する東学思想、16世紀に書かれた格菴遺録との関係性を浮かび上がらせることで、宇宙時代を迎えた人類の未来を丹念に読み解いたユニークな論考である。

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