書名: |
『柳原白蓮―燁子の生涯―時代を力強く生きた女性』 |
著(訳)者: |
阿賀佐 圭子 |
発行社(者): |
九州文学社 |
印刷所名: |
エポック株式会社 |
サイズ: |
四六判 |
ページ数: |
230 |
発行年月: |
2016(平成28)年10月15日 |
分類: |
(03) 文芸=小説部門 |
定価(本体): |
定価(本体)1500円 |
<内容紹介>
この評伝は、同人雑誌の第七期「九州文學」(二〇一四年)に一年間四回にわたり連載された、大正・昭和期に活躍した歌人柳原白蓮の生涯を追跡した小説です。内容は、燁子(白蓮)の誕生、北小路資武との結婚、出産、破婚、編入学した東洋英和女学校での村岡花子との出会い、東洋英和女学校卒業、実業家伊藤伝右衛門と見合い結婚して九州へ、「心の花」に入会、伝右衛門の子の静子と先代(伝六)の子の初枝を東洋英和女学校へ入学させる、伝右衛門との苦渋の日々、宮崎龍介との出会いと恋、伝右衛門と離婚して龍介の子を出産、病気の龍介を支え文筆で生計を立てる、友人九条武子の死、龍介の肺結核、宮崎家にいる多くの食客や外国人を支える、歌誌「ことたま」の発刊、龍介の政治活動、出征した息子(香織)の終戦四日前の戦死、悲母の会の講演活動、宮崎龍介・白蓮夫妻とその子に対する中国の敬愛の念という形で、時代を力強く生きた燁子の生涯を描いています。