第12回日本自費出版フェスティバル

  • 日時 2009年(平成21年)7月18日(土) 午後1時から
  • 場所 東京都・千代田区のアルカディア市ヶ谷(私学会館)
  • 電話 03-3261-9921
  • 今年で第8回目のこのイベントです。自費出版著書販売コーナー、相談コーナー、著者発表流会そして、自費出版アドバイザーの認証式、メインの日本自費出版文化賞表彰式を中心に、全国から表彰者や会員・協力会員など150名以上が参加し、盛り上りを見せました。今回は表彰式典の前のイベントとして(1)自費出版本の販売コーナー・自費出版相談コーナー(2)自費出版文化賞の入賞者・入選者および希望者を中心にした「著者による内容発表会」を行いました。これは「自費出版をした人も、したい人も、売りたい人も、買いたい人も参加する」本来のフェスティバルにしようという考えからです。

    入賞・入選など今回の応募作品や歴代受賞作品の展示

    午後1時から2時までは自費出版著書販売コーナー、相談コーナー。会場いっぱいに各著者がそれぞれの著者を持ち寄りました。また、会場には今年の入選・入賞作品、過去の歴代入賞作品も展示されました。

    続いて、午後2時からは著者発表会。発表会はこれまでも開催してきましたが、今回は内容をより充実・拡大しました。基本的に口頭による発表ですが、事前に参加(希望)者にはA4判用紙1枚の「プレゼンテーション(説明)資料」を用意してもらい、これを全来場者に配布しました。当日は予想を超える30名以上の参加希望があり、時間がたりないほどでした。

    第#NO#回日本自費出版文化賞表彰式

    日本自費出版文化賞は、社団法人日本グラフィックサービス工業会主催・日本自費出版ネットワーク主管で開催されています。最初、主催者を代表してあいさつした日本グラフィックサービス工業会の山田廣司会長が「日本の出版・印刷業界の大きな流れのなかで、今後もこの自費出版文化を発展させていきたい」と述べました。

    表彰式では、最初に、この日出席した入選者の方々をひとりずつ順に表彰。続いて、 特別賞の『詩集 蜘蛛の行い』の冨永滋さん。 同じく特別賞の『中電さん、さようなら─山口県祝島原発とたたかう島人の記録─』の那須圭子さん。 地域文化部門賞の『一九四五年 夏 はりま―相生事件を追う―』のこちまさこさん。 個人誌部門賞の『その夏、乳房を切る―めぐり逢った死生観』の篠原敦子さん。 文芸A部門賞の『スエ女覚書き』の深田俊祐さん。 文芸B部門賞の『竹の花』の 赤松菊男さん(故人ですので、代理の方でした)。 研究・評論部門賞の『 オランダ商館日誌と今村英生・今村明生─日蘭貿易や洋学の発展に貢献した阿蘭陀通詞の記録─』の今村英明さん。 グラフィック部門賞の『半鵞洞 ─吉本政幸創作木版画集─』の吉本政幸さん。 最後に、 大賞の『シベリアに逝きし人々を刻す』の村山常雄さんの順に表彰が行われました。

    表彰状授与のあと、審査員を代表して、中山千夏・日本自費出版ネットワーク代表が「おめでとうございます。自費出版は安全のように見えて実は大変な冒険の旅。これからも冒険を続けてください」とあいさつ。

    最後に、受賞を代表して村山常雄さんが「受賞の喜びが日をおってわいてくる気がする。なぜなら、この文化賞は“お上”が上からお下げくださるような賞や勲章ではなく、われわれ生活者とおなじ線の上にいる人たちがボランティア精神で立ち上げている賞だからで、ほんとうにうれしい。これが受賞者としての気持ちです」とあいさつしました。

    大賞の村山さんに中山千夏日本自費出版ネットワーク代表から表彰状の授与

    恒例の写真撮影で、受賞者の皆さん囲んで

    記念パーティ

    場所を移しての記念パーティ。後援の朝日新聞の江上博隆さん、協賛企業の富士フイルムグラフィックシステムズの磯崎光広さんや受賞者の皆さんの楽しいお話がうかがえました。

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