第８回日本自費出版文化賞（日本グラフィックサービス工業会主催、日本自費出版ネットワーク主管）の最終選考会が六月一日に開かれ、大賞一点、部門入賞作品六点、特別賞三点、奨励賞一点が選出されました。大賞に選ばれた『米騒動の理論的研究』（紙谷信雄氏）は、地域での綿密な実証研究をもとにしながら幅広い観点から運動の全体像を考察した労作という高い評価がされました。なお、入選作品62点（67冊）は今年一月から行われていた選考の結果をうけ東京・八王子で開催された二次選考会で決定しています。今回の応募総数は八二〇点。二次選考対象は二四〇点でした。表彰式は７月16日（土）に大阪で開催される日本自費出版フェスティバルで行われます。